コートの染め直し|染められるコート・染められないコートの見分け方と料金

コートの染め直し|染められるコート・染められないコートの見分け方と料金

この記事のポイント

  • 綿(コットン)や麻のコートは、染め直しで黒・ネイビー・ブラウンなどの深い色に生まれ変わらせることができます。トレンチコート、ステンカラーコート、モッズコートなどが対象になりやすいアイテムです
  • ダウンコート、ポリエステルなど化学繊維が主体のコート、革のコートは、someteでは承っていません。ウールのコートは、縮みや伸び、風合いの変化が起きる可能性をご了承いただける場合に承ります
  • 染め直しは元の色の上に新しい色を重ねるため、元より明るい色にはできません。色褪せたコートは、同系色か、より濃い色を選ぶのが基本です
  • コートは「厚手のお洋服」の料金で1着7,300円〜(税込・色によって異なります)。返送料は一律800円(3着以上のお申し込みで無料)、納期はお洋服の到着から約1か月半〜2か月です

「お気に入りのトレンチコートが日焼けで色褪せてしまった」「ベージュのコートにシミがついて、着る機会が減ってしまった」――コートは毎シーズン長く着るぶん、色褪せやシミが目立ちやすいアイテムです。

この記事では、コートを染め直したいときに知っておきたい「染められるコート・染められないコートの見分け方」「色の選び方」「料金と注意点」を、洋服染め直しサービスsometeに寄せられたご相談をもとにまとめました。

染め直しできるコート・できないコート

コートを染め直せるかどうかは、形やデザインよりも表地の素材で決まります。まずは内側の洗濯タグ(素材表示)を確認してみてください。

表地の素材 someteでの対応 よくあるコートの例
綿(コットン)・麻(リネン) ◎ 染め直しできます。染料がよく入り、深い色に仕上がりやすい素材です 綿のトレンチコート、ステンカラーコート、モッズコート、カバーオール
綿とポリエステル・ナイロンの混紡 △ 綿が多ければ染められますが、化学繊維の部分は色が入りにくく、霜降り(杢調)のような風合いになることがあります 綿とポリエステル混のトレンチコートなど
ウール △ 染まりますが、縮み・伸び・風合いの変化が起きやすい素材です。これらをご了承いただける場合のみ承ります ウールのチェスターコート、ダッフルコートなど
ポリエステル・ナイロン・アクリルが主体 × 承っていません(染料がほとんど入らないため) ナイロンやポリエステルのコートなど
ダウン・革(レザー) × 承っていません ダウンコート、レザーコート

同じ形のコートでも、素材はブランドや年代によってさまざまです。「トレンチコートだから綿のはず」とは限らないため、タグの表示を確認するのがいちばん確実です。タグが見当たらない場合や判断に迷う場合は、ご注文前にお気軽にご相談ください。

カーキのコートを黒に染め直したビフォーアフター
カーキのコートを、黒に染め直した例

コートの色選びは「元の色より濃い色」が基本

染め直しは、元の色を抜いて塗り替えるのではなく、元の色の上に新しい色を重ねる方法です。そのため、コートの色によって次のような傾向があります。

  • ベージュ・カーキなど明るめのコート:黒・ネイビー・ブラウン・グレーなど、選べる色の幅が比較的広くなります。ただし元の色が下地として影響するため、色見本とは少し違う色合いに寄ることがあります
  • 色褪せた黒・紺のコート:同じ黒や紺を重ねることで、褪せた色を深い色に整えやすくなります
  • 濃い色のコートを明るい色にしたい場合:元より明るい色にすることはできません

シミや日焼けムラを目立たなくしたい場合は、濃い色ほどカバーしやすくなります。どんな下地でもしっかり覆いやすいのは黒です。色選びに迷ったときは、染め直しの色選びガイドもあわせてご覧ください。

ベージュのロングコートを黒に染め直したビフォーアフター
ベージュのロングコートを、黒に染め直した例

コートを染める前に知っておきたい注意点

裏地・縫い糸・ボタンは元の色で残ることがあります

コートは表地のほかに、裏地や縫い糸、ボタンなど、素材の違うパーツが多いアイテムです。裏地や縫い糸がポリエステルの場合は色が入りにくく、元の色のまま残ることがあります。表地が黒に染まり、ステッチだけが元の色で残ると、コントラストのある仕上がりになります。

金属のボタンやファスナーは染まりませんが、色合いが少し変わる可能性があります。気になる場合は、取り外せるものは外してからお送りいただくこともできます。

革のパーツは硬くなることがあります

衣類についている革のパッチやパーツは取り外せないため、一緒に染めることになります。高温の工程で、硬くなったり、変色・縮みが起きたりする可能性があります。

多少の縮みや色ムラが出ることがあります

染め直しは水と熱を使う工程のため、綿のコートでも多少縮む可能性があります。どのくらい縮むかは生地によって異なり、具体的な寸法のお約束はできません。また、一点ずつの手作業のため、多少の色ムラが生じる可能性があります。あらかじめご了承ください。

グレーのショート丈アウターをブラックで染め直したビフォーアフター
グレーのショート丈アウターを、ブラックで染め直した例

コートの染め直し料金

someteでは、コートは「パーカーやGジャン等(厚手のお洋服)」のサイズでお申し込みいただけます。主な色の料金は次のとおりです(税込)。

色 厚手のお洋服の料金(税込)
ブラック 9,500円
漆黒(しっこく) 13,980円
ジャパンブルー(ネイビー系) 10,500円
藍色(あいいろ) 14,500円
ブラウン 8,480円
鈍色(にびいろ・グレー系) 9,980円
  • 返送料:一律800円(3着以上のお申し込みで無料)
  • 納期:お洋服の到着から約1か月半〜2か月
  • 特急プラン:追加3,000円で、約2週間でご返送
  • 受付:全国から郵送で受付(店舗へのお持ち込みはありません)

ほかの色や最新の料金は料金表をご覧ください。ロング丈のコートなど、どのサイズでお申し込みいただくか迷う場合は、ご注文前にお問い合わせください。

カーキのコートの染め直し前と後を半分ずつ並べた比較
左半分が染め直し前、右半分が染め直し後(カーキのコートを黒に)

よくある質問(FAQ)

Q. ウールのコートは染め直しできますか?

A. 承ることはできますが、ウールは水と熱に弱く、染めの工程で縮みや伸び、風合いの変化が起きやすい素材です。仕上がりのサイズ感や手ざわりが変わる可能性をご了承いただける場合のみ、お受けしています。大切な一着の場合は、ご注文前にお気軽にご相談ください。

Q. トレンチコートは染められますか?

A. 表地が綿主体であれば対象になります。綿とポリエステルの混紡の場合は、霜降りのような風合いになることがあります。また、裏地や縫い糸がポリエステルの場合は、元の色のまま残ることがあります。

Q. ダウンコートは染め直しできますか?

A. 申し訳ありませんが、ダウンコートは承っていません。

Q. 色褪せた黒いコートを、また黒に戻せますか?

A. 綿のコートであれば、黒を重ねることで深い黒に整えやすいケースです。ただし、擦れなどで生地が傷んでいる部分は色の入り方が変わり、うっすら跡が残る可能性があります。

Q. コートのシミは消えますか?

A. 染め直しはシミを落とすのではなく、上から色を重ねる方法です。濃い色ほどシミは目立ちにくくなりますが、完全に消えるとはお約束できません。

Q. コートの染め直し料金はいくらですか?

A. 厚手のお洋服の料金で、1着7,300円〜(税込)です。色によって料金が異なります。主な色の料金は上の表をご覧ください。別途、返送料が一律800円かかります(3着以上のお申し込みで無料)。

まとめ

コートの染め直しは、素材がいちばんのポイントです。綿・麻のコートなら、色褪せやシミで着る機会が減った一着を、黒やネイビーなどの深い色で、もう一度着たい一着に整えられる可能性があります。一方で、ダウンや化学繊維が主体のコートは、someteではお受けしていません。ウールのコートは、縮みや風合いの変化をご了承いただける場合に承ります。

「このコートは染められる?」「何色が合う?」と迷ったら、洗濯タグの素材表示を確認のうえ、お気軽にご相談ください。

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